正逆回転の撹拌機構
この工法は、スラリー状のセメント系固化材を原位置土に添加しながら、土と固化材
を機械的に混合・撹拌し、所定の深度まで貫入したのち、ロッドを引き抜きつつ、撹
拌を繰返すことによって地中に均質なソイルセメントコラムを形成する工法で、正逆
回転の撹拌機構に特長があります。
「土塊の共回り現象を解消しました。」
従来、この種の工法で問題となっていた土塊の「共回り現象」を内管・外管を高速で
正逆回転し、土塊を強制せん断することにより解消しました。「バラツキの少ない改良。」
正逆高速回転の施工により混合撹拌効率が向上、(財)日本建築総合試験所の建築技術
性能証明で、変動係数25%の妥当性を証明されております。「広範囲な土質に適応可能です。」
撹拌翼の回転速度を可変できるので、分離した力強いヘッドにより砂質土、粘性土お
よびロームなど広範な土質に適応できます。「高い垂直性が得られます。」
剛性の高い2重管構造と正逆回転により掘削時のバランスが良く、高い垂直精度が得
られます。「低騒音・低振動の工法です。」